Go climb a rock !!

美しいラインをシンプルなスタイルで登りたい!

Seems impossible but possible?!

ヨセミテで事故ってから,モチベは空中浮遊状態.
モチベが薄れてくると,フィジカルも保持も落ちてくる.


これはまずいと,特に目標もなく小川山に足を運んだ.


友人の付き添いで空中決戦を登ったり,2年前に敗退していた働けロッククライマーを登ったり.ボルダーではフィロソフィーを秒殺したり(笑)


2年前,働けロッククライマーは各ムーブをこなすのはかなりしんどかったが,核心以外は全く負荷を感じることなく,核心も秒でばらすことができた.少しは成長しているのだろうか.
でも12aは辛くないか...
12cくらいあってもよい気がする(笑)


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まぁ,そんなことはさておき.
不思議なもので岩に通えば自然とモチベは再燃するもので,フィジカル,メンタルともに徐々に調子を取り戻してきた.
そしてルートを触っているうちに,高難度を登りたいと思うようになってきた.


でも,今年の目標はルートではない.
「The Mandara V12」 
Bishopにある高難度課題のテストピース.


昨年,実物を見たときの印象は,めっちゃ傾斜~ 
マジでこのカチ保持するの?!
意外と手数多くね?
そんな印象だった.


Mandara向きのトレーニングしないとな.(傾斜,保持,持久)
でもスポートで高難度登りたい欲も出てきてしまった...



あっ! スペシャリストやろう! (課題の感じがちょっと近い?!)


ということでスペシャリスト始めました.
13dは未知のグレードで,ムーブをバラした感じ,初段,1級を重ねた感じ.
いや,もしかすると初段が2か所かもしれない.
(でも登れたらもっと簡単に感じるんだろうな~)


一手一手の強度が高く,レストのできないボルダーといった感じ.


タイトルの通り,やってみた感じ可能性はゼロではないと思う.
残りのシーズン,久々に打ち込んでみます.


Midnight Lightning


Midnight lightning


それはヨセミテはCamp4に佇むコロンビアボルダーにある.
前傾壁に奇跡的な配置で並ぶホールドをダイナミックな動きでつなぎ,最後に独特なマントルを返す.


昨年,ルートの合間にテキトーに打って敗退し,滅茶苦茶後悔していた.


昨年の僕「やればできたグレードだったのに」
(今考ると多分そんなことはなかったのだが...)


ということで今年のヨセミテ遠征ではティックリストに入れていて,ジムトレでも常に意識してトレーニングをしていた.


9月初旬,バレー内でクラッシュパッドが売り切れていることを知り,軽く絶望.
レンタルできる場所をすぐに探し,なんとか2枚のマットを借りた.


レンタルということは,ミッドナイトに日数をかけるほど料金がかかるという簡単なシステムだ.
(言うまでもなく,謎のプレッシャーが発生)



1日目
ライトニングホールドが止まる.
リーチが足りない分,一般的なムーブとは少し違う足位置を選択した.
ツルツルすぎてほぼ大理石.


2日目
つなげトライ開始.ランジが止まるけどマントルで落ちる.
マジか,マントル悪くね..みんな落ちないとか言うけど,そんなことなくね..
高いし,ぬめるし,てかカチ超遠いし


3日目 
マントルで落ちる落ちる..
「こりゃ,核心はマントルだわ」
リーチ足りないのを実感.これは自分にはできない課題なのでは,そんな考えに襲われる.
でもNinaの動画を見て,Ninaが自分よりリーチがないことを知り,リーチという言い訳ができないことが発覚.むしろ,登れないわけがないと思った!


4日目 
2トライ目に完登.人生最高のクライミングだった.ただひたすらに無心で左手をプッシュし,右手を伸ばしてビクトリーカチを掴んだ.


前日がスコールだったので,スラブ面はしっとりしていた.
まず落ちるセクションではないが..
水を吸った苔は青々としていて,最後までほど良い緊張感を与えてくれた.


そして,最後はお決まりの木登りならぬ木下り.


セッションしていたローカルとハイタッチ.
その瞬間,クライミングって国籍とか性別とか体格とか関係ない.
登るというシンプルな行為を通じて,皆と素晴らしい時間を共有できる素敵な趣味なんだな~と.



ロケーション,課題の内容,歴史.
何をとっても素晴らしい課題なんだなと.
FAが45年前ってことは,やっと45年前に追いついたのか..


マジか,クライミングって沼ですね.


(ハードなV8らしい.国内のV9程度に感じました)

スーパーイムジンへの切符

先日,イムジン河11dを登った.


イムジンのあるお殿様岩は独特の縞模様を持ち,キャンプ場の大日広場からよく見える.
クジラ岩から少しの急登をこなすと,その美しい岩壁が目に入る.


RPした日は,関東甲信が梅雨入りをした日.湿度は90%を超え,コンディションはいまいちだった.
個人的核心は,ガバフレーク取り.
下部では一度も落ちなかったが,最後の一手で何度も落ちた.


ルート後半は傾斜が強くなりフィンガークラックから一転,フェイスムーブが強いられる.まさに,”つなげる難しさ”という感じだ.


イムジンの終了点にクリップした時,やっぱり上まで抜けたいな~と.
スーパーイムジン登りたいなと思った.


スーパーイムジンは上部で2~3級の強度があり,これこそ”つなげる難しさ”という感じだ.
11d,2~3級,単体ではさほど苦労するグレードではないが,合わさってくるとなかなか曲者になる.


最近,ボルダーばかりだったので梅雨の間は,ルート用のトレーニングをしましょうか.


(それにしてもこの岩,そしてラインはいつ見ても美しい)


おわり